スタジオディーン

もう梅雨明けてるんじゃないの......と思われた猛暑の2007年7月28日土曜日、
WEB隊が汗を拭きつつ訪れた東放学園映画専門学校。

その一室に、デジタルアニメーション科の生徒さん達が大集合していました。
彼らが登場を待つのは、本日特別講師を務める、我がスタジオディーンのアニメ作品でもおなじみのわたなべひろし監督っ！！
今秋放送予定のわたなべ監督の新作アニメ『素敵探偵☆ラビリンス』に、東放学園がご協力いただいていることがご縁で、今回わたなべ監督の特別講座が実現したのでした。
WEB隊も受講生となって、生徒さんと一緒に講座に参加！
現場の裏話に笑ったり、制作過程の苦労話に興味深くうなずいたり、監督の個人的な話に親しみの眼差しを向けたり......。
臨場感のあるわたなべ監督の話を一言も聞きもらすまいと、真剣に耳を傾ける生徒さん達からは、並々ならぬアニメクリエイターへの希望や可能性を感じさせられました！

一方WEB隊も、普段の制作現場では聞けないような話のオンパレードに、一生徒として「へー」とか「ほー」などの音をもらしてばかり。
WEB隊も初耳のエピソードと、日本アニメ界の次世代を担う若者達に向けた監督の言葉を、ご紹介しちゃいます★

---　原作付きアニメを制作する際の、監督のこだわり

 

原作のあるアニメを制作する際に、わたなべ監督が気をつけているのは、原作のイメージを壊さないということ。
漫画原作のアニメを制作する場合は、漫画のコマをそのまま使いたいくらいだとか。
「原作を壊してまで監督のカラーを出すのは好きじゃないので、原作どおりに作品を作りたいと思っています」のことでした。

 

---　サイン会を開いた、若手アニメーター時代

 

今回のように、アチコチのイベントや講師にひっぱりだこで、Dbo's Roomでも雄姿を見せてくれるわたなべ監督。
実は昔々の若手時代から、メディアに数多く露出しているアイドル（？）アニメーターだったのです！
某アニメ誌に取り上げられて、全国でサイン会を行った経験もあるそう。
その先々で、「名所観光させてもらったり、美味しいものをずいぶん頂きました」なんて、うらやましい発言も飛び出し......。
WEB隊の（くだらない）インタビューにも嫌な顔一つせず受けてくれる監督のキャラクターは、長年かけて築かれたものだったんですね〜。
いやいや、元々のキャラクターがあったからこそ、アイドル（？？）アニメーターからアイドル（？？？）監督になったのか......？

 

---　監督の怒りから生まれた、「地獄少女」

 

監督業だけに留まらない、わたなべ監督。
アニメファンからもアニメ業界からも注目されるTVアニメ「地獄少女」の原案者としても、その名を世界に轟かせています。
さて、その「地獄少女」誕生秘話とは......？
ものすごく腹の立つことがあった監督は、おもむろに筆ペンを手に、怒りをこめて『地獄』と書き殴りました。
しかし『地獄』に続く文字がなかなか浮かばず......しばし悩み。
そこで浮かんだのが、作画監督を務めたTVアニメ「魔法のプリンセス　ミンキーモモ」など、今まで手がけた少女向けアニメ作品。
そして、地獄に続く『少女』という言葉が決まり、『地獄少女』の字面が誕生したのでした。
「地獄少女」のロゴは、このときのわたなべ監督の筆ペン殴り書きの文字を、忠実に再現しているとか......いないとか......（ははは、しているわけないよなぁ。筆ペンというのが渋い）。

 

---　プライベートな時間を大事にする、監督の趣味

 

アニメ監督のお仕事は常に激務。お休みなんか全然ないのでは？
わたなべ監督が、そんな貴重なオフの時間に当てているのは、趣味のカメラ。
ファインダーをのぞいて、被写体をフレームに収めるという作業が、絵コンテなどで構図を考えるときに、とても役立っているそうです。
その写真の腕前は、鉄道写真で過去に何度か受賞経験があるほど。
プロも顔負けのその技術は、もう趣味の域とは言えないかも？
WEB隊カメラマン（プロ）の証言：
過去に海辺で撮影した写真を見せてもらったことがあるんですけど、絵に描いたような構図で素晴らしかったです。
カメラに親しんでる者でも、鉄道写真は難しいっていうのに......私なんて......（ブツブツ）。

 

---　監督の求める『人財』と、皆さんへのメッセージ

 

これからアニメ界を目指す生徒さんの誰もが知りたい、『一緒に仕事をしたいのは、どのような人か』。
この質問に、監督は「エネルギーのある人がいい」と答えていました。
「失敗したりつまずいたりしても、将来的にはその経験が役に立つと思うから、失敗などを乗り越える力を持った人がいいです」。

最後に......夢への階段を上りはじめた皆さんへ、監督からのメッセージです。

「10〜20代は自分の土台作りをしていると思って！　失敗や挫折など、若いときの経験が後々の力となるはずです」

将来、アニメ制作の現場で「学生時代、わたなべ監督の講座を聞いて、アニメの世界でがんばろうと思いました！」なんて言ってくれるスタッフが現れる夢が芽生えたところで、特別講座は無事に終了しました〜。
講師にお招きくださった東放学園の方々、ありがとうございました！

 

▲講座開始直前、緊張気味のわたなべ監督。話すことを頭の中で反復中......？	▲教室内は満員状態！　夢に真剣に取り組んでいる生徒さんばかりです。
▲身振り手振りを交えて熱弁。終始、優しげな表情で生徒さんに語りかけていました。	▲講座終了、お疲れ様でした！　やり遂げた後の、爽快さ漂う（汗で）眩しい笑顔です。	▲講師をこなし、帰路に着くわたなべ監督。次回作への期待も高まる、貫禄の後姿です。

 

素敵探偵☆ラビリンス

 

幻夢事件　---　忘れられた街　旧都・東京でたびたび起こる、怪犯罪の総称。
恐怖に顔を歪ませる者がいる一方、感嘆の音を挙げる者もいる人智を超えた事件に、少年探偵・日向マユキが立ち向かう。マユキに宿る不思議な力『神智』を使って......。

かつての日本の中心地で、今は『迷宮（ラビリンス）』と呼ばれるほど荒廃した街を舞台に、マユキと仲間が事件に潜む悪しき意思に挑む人気コミックス、今秋待望のTVアニメ化！！
2007年10月2日(火）深夜1：30 テレビ東京系にて放送スタート!

【スタッフ】

原作：：：万城めいと
漫画：：：若山晴司（講談社「マガジンSPECIAL」連載）
監督：：：わたなべひろし
シリーズ構成：：：高橋ナツコ
キャラクターデザイン：：：秋山由樹子
制作：：：スタジオディーン

【キャスト】

日向マユキ：：：沢城みゆき

素敵探偵ラビリンス公式サイト
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/labyrins/

 
©万城めいと・若林晴司・講談社／旧都復興委員会

続報を楽しみにお待ちください★

学校法人東放学園
http://www.tohog.com/

素敵探偵ラビリンス公式サイト
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/labyrins/

 

某月某日、スタジオディーンの屋上で和やかに開催された、BBQ大会。
盛り上がりの絶頂であった会場の裏の控え室で、この物語の主人公達は密かに円陣を組んでいた。
「とうとう......この日を迎えたわね」（深い深呼吸）
「大丈夫。私達、あんなに練習したんだから！」（みなぎるやる気）
「コーチ......見ていてください。私達、きっとやり遂げて見せます！！」（祈るような瞳）

ナレーション……某〇映テ〇ビの語り口調
『この物語は、スタジオディーン制作部の激務の合間を縫い、BBQ大会の余興ステージに挑んだ、新人スタッフ達の戦いの記録である。』
『数々の余興を乗り越えてきた幹事に従い、わずか数日で完璧なステージングに仕上げた奇跡を通じ、その原動力となった愛と信頼と隠しておきたい恥ずかしい場面を、余すことなく伝えるものである。』

スタジオディーンBBQ大会レポート
〜メイキング編　WEB隊は見た！　新人メンバーズ・オン・ステージ舞台裏　〜

---　屋上をこよなく愛する某監督が、BBQ大会を発案してから数日。
花見大会もなく、仕事でくすぶっていたお祭り大好きスタジオディーン制作部は、さっそく準備にとりかかることにした......。

この会のメイン幹事、マツコの号令のもと、集合したスタジオディーン制作部新人スタッ フ、ナカオ（Uプロデューサーの後継者候補）、山じー（演出を目指す）、キャプ（プロデューサーを目指す）、チバンボ（ピチピチの２０歳）、にっこりん （永遠の１７歳）、ワッペ（DEENザ・たっちの右側）、ブラッティー・マキ（DEENザ・たっちの左側）の総勢７名。※新人Hは別業務で戦線離脱。

もう１人のメイン幹事、女王を含む一同で発足されたディーンBBQ部は、発足当日より、制作部の仕事の傍ら、買出しリストの作成、各種手配調整、当日の装飾品作りなどの準備に励む日々がはじまった。
仕事で培ったノウハウを最大限に生かし、順調に準備は進んでいるかに思われた、ある日の夜......。

BBQ部新人スタッフに緊急招集がかけられた。彼らの前に現われたのは幹事、マツコ＆女王。
女王　（-"-）　＜「この会、ただのBBQ大会で終わらせるわけにいかない......」
マツコ「あなた達（バンッと机を叩き）、盛り上げのために余興ステージに出てちょうだいっっっ！」
新人一同（......えぇーそんなのやったことないしぃ......今まで裏方だったし......ただでさえ忙しい......）
女王「これはディーンに入社したあんた達の使命！余興人の星を目指すのよ！！（ビシッと指差し）」

こうして、マツコ＆女王のBBQ大会への熱意に打たれる形（つまり強制）で、新人スタッフ達の、余興ステージ団「新人メンバーズ」としての特訓がスタートした。
飛び交う怒り声、ぶつかり合う思い、ほとばしる若さ、あふれる情熱、河原での殴り合い、「お前のパンチ効いたぜ」　「お前もなかなかやるじゃん」などなどの工程を踏み、幹事による出し物会議が終了。
どの世代にも通じるピンクレディーの盛り上げ曲ということで、『ペッパー警部』と『UFO』に決定した。

さっそくこの２曲で、自分達の踊る振りを、VTRを参考に、書き写す日々が始まった新人メンバーズ。
仕事終わりの会議室で、BBQ部余興班鬼コーチと化したマツコ＆女王にしごかれつつ、VTRのコマ送り・ストップを繰り返しながら、完全な振り起こしを目指す。
マツコ「（書き写し中のマキの手をムンズと掴み）ここ、上げる手は右だろうがっ！　仕事終わりで眠いからって、適当にやってんじゃねぇ！　みんな同じ条件でもちゃんとやってるっていうのに......（溜息）」
ブラッティー・マキ「（オロオロ）......す、すみません............」
マツコ(#゜皿゜)　＜「やる気ないなら帰れぇぇぇぇっっっっっっ！！！！！！！！！（雄叫び）」
ブラッティー・マキ「............やる気ありますぅぅっ！！！（恐怖）」
マツコ「......（ギロリと睨み）ともかく、その寝ぼけヅラ、洗って何とかしてこいよ。〜〜（２度目の溜息）」
ブラッティー・マキ。゜(゜´◇｀゜)゜。　＜「......うぅぅぅ」（部屋を退出）
にっこりん［壁］ノ_＜。)　＜（マキ、徹夜で飾り作ったから......。先輩が怖くて言えない私を許して......）
数十分後、洗顔後、気合いを入れ直したブラッティー・マキが戻ると、マツコは姿を消していた。
ブラッティー・マキ「あれ？　この缶コーヒー誰が置いてくれたの？？？（キョロキョロ）」
にっこりん「ん？　（コーヒー発見）......知らない。必至でVTR見てたから......。ひょっとして......」
ブラッティー・マキ「（はっ）......もしかして、マツコ先輩......」

多忙な制作進行業務をこなしながらの振り起こしに、すべてのOKが出たのは、本番の１週間前。
女王から改めて渡されたBBQ大会までのスケジュールは、この１週間、ほぼ休みなし......。
でも、ステージのためなら......新人メンバーズには、余興人としての自覚が芽生えはじめていた。
新人メンバーズ「（円陣）せーのっ、やるっきゃない！！！！！！」

仕事にBBQ部に忙しい新人メンバーズは、自宅時間や仕事の合間で、踊りの自主特訓をはじめた。
ミー役チバンボ、ケイ役ワッペのプレッシャーは（任命理由：会議のとき幹事の隣にいたから、たったそれだけ）
仲間、指導してくれた先輩、お客様のためにも、自分達の失敗は許されない！　必至で練習する。
ワッペはのみ込みも早く、踊りの動きもスムーズ。順調に曲を形にしていく。しかし、チバンボは......。
チバンボ　＜ドスドスドスドス
ワッペ「（地響き？　それとも地団駄？）......チバンボ？？　トイレにでも行きたいの？？」
チバンボ「え？　今ペッパー警部のサビのとこ練習してたんだけど」
ワッペ　（ステップだったのか！　何てオッサンくさい動きなの......。ミーの欠片も感じられない！）
誉められるべき満点の笑顔さえ、オッサンに見えてしまうほどのダンスセンスのなさに、ワッペが奮起。
ワッペ「チバンボ！　もっと腰の動きにキレを出して！　こうよっ（UFOのイントロ振り付けを実演）」
チバンボ「......こーぉ？？？？？　（グネグネグネグネグネグネグネグネ）」
ワッペ「違うっ！！　こうっ。私の腰の回し様を目に焼き付けるのよっっ！！！（クルクルクルクル）」
チバンボ「（グネグネ、グキッ）おうっ！！？　腰が......（ヨタヨタ）あたい......もうダメ......」（倒れこみ）
ワッペ「立て、立つんだチバンボーッ！！　動きはオッサンでも、あんたは正真正銘２０歳の乙女！！」
チバンボ　（Ｔ-Ｔ）＜「......ワッペ......いいの？？　相方が２０歳女子の皮をかぶったオッサンでも......」
ワッペ「......私達、一緒にDEEN余興人の星になって誓ったじゃない★」＜（オッサンはいらんけど★）

練習の日々は続いた。
チバンボの自主特訓（何度やってもグネグネグネグネグネ）、ワッペの指導（クルクル）、２人を影から涙ながらに見守るサイドダンサーのにっこりん＆ブラッティー・マキ（チバンボ......がんばって......）。
メンバーズの絆がちゃくちゃくと深まる中、新たな難問が鬼コーチによって言い渡された。
マツコ「（腕組み）あんた達、『歌』の練習してる？？？？？　本番は歌って踊るんだからねーーーーー」
新人メンバーズ　＜　！！！！！！　　゜ ゜( д )目玉ポーン
歌は口パクでいいと思い込んでいた新人メンバーズ。もちろん歌詞など覚えていない。

にっこりん　＜　（ヒソヒソ）......もう覚えてる時間ないよ？　踊りも精一杯なのに......　グスン。
ブラッティー・マキ　＜　ちょっと男ども。マツコ先輩に「口パクでもいいんじゃん？」って言ってきてよ。
山じー　＜いや無理ッす。マジ無理ッす。　(≧≦ )三( ≧≦)ブンブンブンブン
ワッペ　＜ダンスだって......１人オッサンが混じってるってのに......　il|li●|‾|＿
『もうダメかも知れない......ここまでやって来たけれど......』と絶望にひしがれる新人メンバーズが翌日出社すると、机には......レディー達の歌詞が書かれた紙がっ？？？！！！
にっこりん「この字......（ゴクリ）女王じゃ？」
ブラッティー・マキ「まさかそんなっ......あの鬼コーチが、カンペなんて不正許してくれるはずが......」
チバンボ「きっと、私達が帰った後、会社に残って作ってくれたんだね......（女王の机を見つめ）」
女王「......（視線に気づき）な、なによ。私はマツコに頼まれて書いただけよ」　　（‾ε‾#）　プイ
マツコ「べ、別にあんた達のためじゃないんだからねっ！　当日失敗されたら、私の責任だからさ」
コーヒーを入れるべくカップを持って、口笛を吹きつつ、そそくさと制作室を出て行く幹事達。
ワッペ「（クスリ）......やろう！　コーチの期待にこたえるためにも。歌も踊りも、完璧にしようっっ！！」
新人メンバーズ「（円陣）せーのっ、やるっきゃない！！！！！！」

決意を新たにして練習に励み、ほぼ完璧に振りをマスターできたのは、本番4日前。
いよいよ、フロントを務める女性メンバーズだけの、ステージ衣装をまとっての通し稽古の日を迎えた。
鬼コーチが用意した衣装は、全部タイプの違うメイド服。
メイド服姿の女の子達を見たいがために衣装合わせに参加したTプロデューサーが見守る前で、それぞれ割り振られたメイド姿を披露した。



Ｔ　＜　d(#^ ^#)！
他の女性メンバーズも着こなして見せ、ますますグッジョブサイン連発、ご満悦のTプロデューサー。WEB隊＜　パシャ!!Σ[ ◎ ]｝ー´).。oO　（......このメイド娘達の写真、高く売れるかも......ふふ......）
照れるメイド達の笑顔が、部屋一面を可愛らしい雰囲気に包みこんだ。ただ一角を除いては。
チバンボ「こ、このメイド服......ファスナーが......しまりませんっ......　il|li●|‾|＿　ガクゥッッ」
黒のノーマルメイド服のファスナーが上がらず、パカッと開いたままの背中をさらすチバンボ。



いやいや逆に、チバンボの背中のファスナーがパカッと開いたのも知れない。
見た者全員　＜　ついにチバンボの中からオッサンが出てこようとしている......（ゴクリ）。
チバンボ(#゜皿゜)　「中の人などいないっ！！　これは......私がミー役をやることを妬む者の罠っ......！」
女王「違う。キミが運動神経だけでなく、体型もオッサン（マッチョ）なだけだ」
チバンボ「ゴホワァッ（撃沈）」



さめざめと泣くチバンボを無視し、幹事達の緊急会議が開かれた。
女王「どうする？　チバンボが入りそうなメイド服、ピンクチェックのフリフリ系しかないけど......」
マツコ「入るものと（何とか）似合うものが、まるで違うのよねぇぇぇーーーはぁぁぁ（深い溜息）」
女王「とりあえず着せてみる？　この厚い胸板とたくましい腕、いつまでもさらしとくわけにいかないし」
......そんなわけで、ブラッティー・マキが着ていたピンクのメイド服と、衣装チェンジ。
（ギリギリだが）ファスナーが上がり、いくら見た目は五反田の場末のバーにいそうなメイドであったとしても、とりあえず着られたことに安堵する一同。
ここに、ディーンでも斬新な萌えジャンル、マッチョメイドの誕生である。
Tプロデューサー「......(´・ω・`)......」
マツコ「Ｔっ、Ｔさん......。（恐る恐る）ダメ......ですか......？？」
Tプロデューサー「............(´・ω・`)............」
女王「でも......他のメイド服が着られないので......ピンクを着させるしかないんです......」
Tプロデューサー「..................(´・ω・`)..................」
マツコ＆女王「........................」
結局、Ｔプロデューサーがチバンボにグッジョブサインを出すことは、なかったという......。



黒のノーマルメイドとなったワッペ、オレンジのカントリーメイドとなったにっこりん、黒のクラシカルメイドとなったブラッティー・マキ、そしてピンクの五反田マッチョメイド（五反田系）となったチバンボ。
みんなそろって衣装をまとい、通し稽古に汗を流す。
マッチョメイドはメイド服に分厚い胸板が引っかかるのか、オッサンくさい動きがカクカクしたものに変化していたが、この状況のまま（なす術なく放置）、練習は夜遅くまで続いたのであった。

そして本番前日、バックダンサーの男性メンバーズの衣装合わせと、最終リハーサルが行われた。
彼らに手渡されたのは、女性用のチャイナドレス......。
常識的に考えて着用させるのは無謀なのだが、その無理っぷりを笑おうという体育会系意図もあり。
だがしかし、スルリと難なく着こなしてしまう山じーとキャプ。※ナカオは白の全身タイツ。
その脚線美、特にキャプ（男）の体格シルエットの美しさに、チバンボ（一応女）あんぐり......。
チバンボ「これは............私がミー役を担当することを妬む者の罠......」（ワナワナ）
キャプ「違う。俺が痩せてるだけだ」（ポンと、チバンボの肩に手を置き）

全員そろって、最後のステージ練習開始。
マツコ「ここのフォーメーションはこう！　じゃないと客に見えないだろ。頭使えっっっっっ」
女王「リハだからって手を抜くなっっっ！！　客の前だと思って真剣にやれっっ！！」
乱れ飛ぶ幹事の怒号。必死でついていく新人メンバーズ。
オッサンチバンボも、何とかスムーズな動きになっていった。
女王「今日は、完璧にステージングをマスターするまで寝かせないからね！」
全員「はいっっっっ！！！　コーチ！！　　朝まで特訓お願いしますっっ」
マツコ　「もう１回、頭から行くぞーーーーー！！」
ナカオ「みんなーーー集中しよう！　集中！！」
ワッペ「チバンボ、踊りに気を取られて声出てないところあるから、気をつけよっ★」
チバンボ「押忍！！（空手の礼）」
女王　(-∇-*).。oO（ふふ......この子達、もう１人前の余興人ね）「次、カンペなしでっ！！」
こうしてドーパミンをドクドク排出しながら、総仕上げの練習は続いたのであった......。

怒涛のステージ特訓期間を経て、ついにBBQ大会当日、本番を迎えた新人メンバーズ。
衝撃のメンバーズ結成、苦しかった特訓の日々、芽生えた友情が走馬灯のように思い出される。
「コーチ......見ていてください。私達、きっとやり遂げて見せます！！」

※司会、レベルの高いアキバ系コスプレイヤー２人に、ライバル心を燃やす五反田系メイド。

 
※女性用チャイナ服を、どのディーンスタッフ女性よりも着こなす、脚線美の持ち主キャプ。

※準備を進めるコスプレイヤー達の姿に、リハのときより鼻の下が長く伸びているTプロデューサー。

 

※本番直前の記念撮影。

司会「じゃ、時間だから行ってくるね。みんな、幸運を！」（親指を立てて、グッドラックサイン）
竜宮レナ＆北条沙都子（ひぐらしのなく頃に）コスの司会2人組が控え室を出て行き、取り残された新人メンバーズは、改めて円陣を組む。
全員「ｏｎｅ for DEEN、DEEN for one！やるっきゃない！　新人メンバーズ、ファイト〜オーッ！！！」
そしてみんなは、司会が呼ぶステージに向かい、満面の笑みで駆け出していった......。



このステージの裏には、汗と涙のもうひとつの物語があったことを覚えていて欲しい。
ＷＥＢ隊は忘れない、人には向き不向きがあること。
もって生まれたリズム感があること。
なによりも、あのＴプロのザンネンそうな顔を。

＜宣伝＞このステージの模様は、〜再結成！　食いしんぼ捜索隊　編〜　でお楽しみください★

 

美味肉を食い散らかす！　五反田メイドやチャイナメンズが舞い踊る！
酔っ払い達も大興奮のうちに終了した、スタジオディーンBBQ大会。

会の一部始終は、〜再結成！　食いしんぼ捜索隊　編〜でお楽しみください★
参加者がそれぞれBBQを楽しんでいる会場の片隅で、何やら盛り上がっているテーブルを発見です。
うっかり覗いてしまったWEB隊が見たのは、男たちの料理への飽くなき挑戦の姿でした......。
ということで、ここからは、アニメ作りに命をかけた男たちの華麗な料理を披露してもらいましょう。
題して、『お料理ディーン』　〜男たちの料理番組〜
スタート！！

【TAKE1】
どうも！　こんばんは！
アニメ制作の次は、お料理に挑戦！！　『お料理ディーン』はじまるよーーみんな集まれーーー
さっそく本日のお料理の先生をお呼びしましょう。
制作部Uプロデューサーです！　拍手〜〜　パチパチパチ(*゜▽゜)/゜・:*
今日のお料理は何ですか？　あ、手に持っているのは焼きそば用の麺ですね？
U「そう！　今日は『焼きそば』を作ります」
BBQではお肉と並ぶ、人気料理ですよね。では、お願いしま〜す！
U「まずは、焼きそば麺を袋から出しまーす」
はいっ。男らしく一気にバリバリッと破って......まだほんの少ししか熱くなっていないホットプレートの上に、
麺の塊をドーーーーーーーン！！！！
せ、先生、先生っ！！油引くの忘れてますっ。
さらに言えば、野菜炒めるのも忘れてますし、たぶん料理の何もかもを忘れてます（大汗）。
U「（軽く無視）麺をほぐしながら、かるーーく炒めます」
はい。麺はほどよくズタズタになりましたねっ！（なかばヤケクソ）
U「そこに、冷凍高菜チャーハンを入れます。これはね〜解凍気味がちょうどいいんですよ〜〜」
せ、先生。焼・き・そ・ばを作ってるんですよね？？
チャーハンを混ぜたら「そばめし」になります。料理変わっちゃいますけど、いいんですか？？
そもそも「そばめし」は神戸をはじめとする関西圏ではおなじみですけど......先生がその存在をわかって作っているのかは謎......。

▲そ知らぬ顔で料理を進める先生。
▲すべて炒まったあたりで、大量の生野菜をドーーーーーーーン！！！！



▲ここでTプロデューサーが登場。おもむろに大量のニンニクをドーーーーーーーーン！！！！

ニ、二ンニクがパンチの効いた風味を引き出します......が......入れすぎじゃないですか先生......。
U「はーい。ちゃっちゃと炒めますよ〜〜」（何事もなかったように）
......先生の冷静さには頭が下がります。て言うか......ことの重大さに気づいてないだけか（汗）？

▲麺と野菜を分離させた状態で、機嫌良く炒め続ける先生。いいのかそれで......（恐怖）。

と、そこにスタジオディーンのしゃちょ〜が登場。
料理にはうるさいしゃちょ〜、ホットプレートの料理を見て......先生を見て......
しゃちょ〜「ドーーーーーーーーーン！！！！！（Uプロデューサーのポジションを奪い）」

【TAKE２】
どんな不器用なアニメプロデューサーも！　笑って作ればへっちゃらだいっ★
『お料理ディーン』またまたはじまるよーみんな集まれーーお願いだから集まってーーーーー（泣）。
さっそく本日のお料理の先生をお呼びしましょう。
我らがボス、スタジオディーンのしゃちょ〜です！　拍手〜〜　パチパチパチ(*゜▽゜)/゜・:*
アシスタントはUプロデューサーです（降格）！！　よろしくお願いしまーす。

▲本日の料理、焼きそばには大量のニンニクが入ったまま、スタートです......。

しゃちょ〜「まずは、野菜を炒めます。火が通ったら、麺を入れて、混ぜ合わせて、味を整えます」
U「......（絶句）」
Uプロデューサーの顔がみるみる青ざめていきます。
どうやら、正しい焼きそばの作り方を知らなかった様子......。
とりあえず今からできることは、麺と野菜を混ぜること。
手を伸ばすUプロデューサーに、しゃちょ〜の喝がドーーーーーーン！！！！
しゃちょ〜「やめろーーーーやめるんだーーーーーー！！（遮り）野菜に火が通ってないだろう！」
U「......ですよねぇ（苦笑）」
しゃちょ〜「（冷ややかな目）......ともかく、フタをしてしばらく蒸しますよ〜」
Ｕ「フター、フタはどこー」（キョロキョロ）
そして、見つかったフタをポコリと具材の上にかぶせるＵプロデューサー。
焼きそば作りが軌道修正された瞬間です（ニンニク大量だけど）！感動した。全ディーンが泣いた。
さて、ここからちょっと待ち時間が入ります。
『お料理ディーン』は行き当たりばったりの生放送なので、「これが３分蒸した焼きそばです」などの、気のきいたものは出てきません。
観覧客は雑談をしながら、蒸しあがりを待ちます。
そのフタの中身を忘れてしまいたいとか、焼きそばどころか食べられるものができるのかという不安を打ち消すように、しゃべります。
......とそこに、不穏な動きを示す観客......Ｔ　プ　ロ　デ　ュ　ー　サ　ーだ　！！
ちょ、ちょっと！　本番中は乱入禁止ですよ！！
Ｔ「（フタを取り）か〜く〜し〜あ〜じ〜」（ドラ●もんの声まねで）
ああーーー！！！　手に持っていたビールを、焼きそばの上にかけて......ああ......。
先生......はもういなくなってる！　頼みの綱のアシスタント......。
U「はーい。ちゃっちゃと蒸しますよ〜〜」（何事もなかったように）
......（汗）。しゃちょ〜の的確な軌道修正も台無し......。本当に食べる気ですかコレ......。
Ｔ「ビールは飲みかけじゃなく、新しいものだから安心してね（ハート）」
さわやかに言い残し、ウフフと笑いながら観客に混じるＴプロデューサー......（がっくり）。
一方、Ｕプロデューサーは蒸しあがった野菜と麺を、冷静に混ぜ混ぜ。
焼きそばソースのもとを振りかけ、最後の仕上げだけはバッチリ。
終わり良ければすべて良し......なのか？　いやいや。過程も大事にしてくださいアシスタント。
Ｕ「（軽く無視）せーのっ、できたーーーーーー」

▲この後、みんなで試食です......（冷や汗）。

見た目は、普通の焼きそば。
しかし、観客達は、ざわざわ......本当に食べられるのかしら......ざわざわ......ヒソヒソ......。
Ｔ（元凶）「食べるものしか入れてないんだから、食べられるさ」
えええーーーーそういう理屈ではなくてですね......
Ｔ「大丈夫だよ〜（にっこり）　......たぶん（小声で）」
えええーーーーー何故かＷＥＢ隊が、最初の試食を担当（毒見係）することに......うう......。
あの日あのときあの場所で出会わなければ、ボクらは見知らぬままだったのに......南無三！
意を決して口に運ぶ......と、口に入る前にニンニクの激臭に目が！　目がーー（しみるんです）。
誰かマヨを！　こんなときにはマヨネーズを持ってきてーーーーー！！！！

結論：どんな調味料を入れられた焼きそばも、マヨがあれば大丈夫。


▲マヨネーズがあって、よかった！

そう、マヨをかければどうでしょう。
あんなにでたらめな調味料を入れた焼きそばも（ビフォー）、マヨの匠はマイルドな美味しさを与えてくれたのです（アフター）。
無事にみんなで完食できたのでした。先生達、マヨ、ありがとうございました。ご馳走様でした★
アニメ制作の次は、お料理に挑戦！！　『お料理ディーン』。また会う日まで！　ごきげんよう〜。

【放送自粛】その後、番組では放送されなかったが・・・・・・
U「正しい焼きそばの作り方を覚えたので、もう１袋作りまーす」
お願いしますっ。
U「えと（挙動不審）。まずは麺......」
......ってこらーーー！　全然覚えてないですよっ。最初は野菜。油も忘れてる！
しゃちょ〜「お・ま・え〜（ガックリ）」
きっとこのやり取り、あと３回は続くに５００DEEN。

【新番組】
最終回を迎えた『お料理ディーン』に替わる、新たなお料理番組『ディーン・レシピ』。
レギュラー講師はこの方、Ｋ作画監督です。よろしくお願いします！
まずは前菜、Ｋ作画監督特製玉子焼きが完成です。

〜Ｋ作画監督流「玉子焼き」〜
作業は、さっき焼きそばを作ったホットプレート（焼け野原）を、掃除することから開始。
そばの切れ端、こげた野菜などが、玉子の風味を損なわないように、すっきりリセット。
生まれ変わったピカピカのホットプレートをほどよく熱し、油を敷きます。
玉子は、1個2個とかみみっちいことは言わず、たっぷりと使用。
豪快にホットプレートの上に流し込みます。


▲表面はしっかり焼き目、中は半熟トロトロに仕上げるのがコツ。



▲ トッピングは紅しょうがとマヨネーズで。

ふっくらの仕上がった玉子焼き、口に入れたら最後、噛む必要がないほど柔らか！　とろけてなくなってしまいます。
ピリッと味を引き締める紅しょうがと、フワフワ感をアップさせるマヨネーズ......絶妙です。

玉子焼きでお腹も心も満たされ寸前でしたが、まだまだ！　番組のメインが登場です。
〜再結成！　食いしんぼ捜索隊　編〜　で、捜索隊隊長が騒いでいた、『お取り寄せした噂の食材』の姿が、今披露されようとしています！！

▲ついにお目見え！
▲アニメ作品憧れの食べ物ナンバー１と名高い、某原始人アニメの「肉」。



▲食べやすい大きさにカット中。

〜Ｋ作画監督流　究極の「その肉」〜
多く見られる「あの肉」の形状は、骨が一本だけ出たマルマルとしたタイプ。
両方から骨が出たタイプのこの肉は「その肉」と呼ばれる、Ｋ作画監督たってのこだわり。

しっかりと骨の髄まで食べ尽くしました。このおいしさに、今までの記憶が吹き飛ぶかと思いました（おもに焼きそばの記憶とかが）。
それにしても、この肉たち、あっと言う間にディーンスタッフ達のお腹に吸い込まれていき......。
キミらの胃袋、食欲のブラックホールや〜〜〜（某グルメリポーター風に）。

それでは『ディーン・レシピ』、また来週！（もぜひやってくれないかな〜、玉子焼きも肉も美味しすぎたから......）

【ＣＭ】
男達が料理に取り組む一方で、これからステージに向かわんとする、スタジオディーン新人メンバーズの姿がありました。
このときのために、過酷な試練、厳しい特訓に耐えてきたメンバーズ。
そんなメンバーズの、1番熱い日を追う、密着ドキュメント。
〜WEB隊は見た！　新人メンバーズ・オン・ステージ　メイキング編〜
「私......こんなの着られません！」「いいから......脱ぎなさい、この場で！　今すぐにっ」
......coming soon★