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スタジオディーンBBQ大会レポート 〜メイキング編 WEB隊は見た! 新人メンバーズ・オン・ステージ舞台裏 〜

>>July 25, 2007

某月某日、スタジオディーンの屋上で和やかに開催された、BBQ大会。
盛り上がりの絶頂であった会場の裏の控え室で、この物語の主人公達は密かに円陣を組んでいた。
「とうとう......この日を迎えたわね」(深い深呼吸)
「大丈夫。私達、あんなに練習したんだから!」(みなぎるやる気)
「コーチ......見ていてください。私達、きっとやり遂げて見せます!!」(祈るような瞳)

ナレーション……某〇映テ〇ビの語り口調
『この物語は、スタジオディーン制作部の激務の合間を縫い、BBQ大会の余興ステージに挑んだ、新人スタッフ達の戦いの記録である。』

『数々の余興を乗り越えてきた幹事に従い、わずか数日で完璧なステージングに仕上げた奇跡を通じ、その原動力となった愛と信頼と隠しておきたい恥ずかしい場面を、余すことなく伝えるものである。』


スタジオディーンBBQ大会レポート
〜メイキング編 WEB隊は見た! 新人メンバーズ・オン・ステージ舞台裏 〜

--- 屋上をこよなく愛する某監督が、BBQ大会を発案してから数日。
花見大会もなく、仕事でくすぶっていたお祭り大好きスタジオディーン制作部は、さっそく準備にとりかかることにした......。

この会のメイン幹事、マツコの号令のもと、集合したスタジオディーン制作部新人スタッ フ、ナカオ(Uプロデューサーの後継者候補)、山じー(演出を目指す)、キャプ(プロデューサーを目指す)、チバンボ(ピチピチの20歳)、にっこりん (永遠の17歳)、ワッペ(DEENザ・たっちの右側)、ブラッティー・マキ(DEENザ・たっちの左側)の総勢7名。※新人Hは別業務で戦線離脱。

もう1人のメイン幹事、女王を含む一同で発足されたディーンBBQ部は、発足当日より、制作部の仕事の傍ら、買出しリストの作成、各種手配調整、当日の装飾品作りなどの準備に励む日々がはじまった。
仕事で培ったノウハウを最大限に生かし、順調に準備は進んでいるかに思われた、ある日の夜......。

BBQ大会メイキング BBQ大会 メイキング

BBQ部新人スタッフに緊急招集がかけられた。彼らの前に現われたのは幹事、マツコ&女王。
女王 (-"-) <「この会、ただのBBQ大会で終わらせるわけにいかない......」
マツコ「あなた達(バンッと机を叩き)、盛り上げのために余興ステージに出てちょうだいっっっ!」
新人一同(......えぇーそんなのやったことないしぃ......今まで裏方だったし......ただでさえ忙しい......)
女王「これはディーンに入社したあんた達の使命!余興人を目指すのよ!!(ビシッと指差し)」

BBQ大会 メイキング

こうして、マツコ&女王のBBQ大会への熱意に打たれる形(つまり強制)で、新人スタッフ達の、余興ステージ団「新人メンバーズ」としての特訓がスタートした。
飛び交う怒り声、ぶつかり合う思い、ほとばしる若さ、あふれる情熱、河原での殴り合い、「お前のパンチ効いたぜ」 「お前もなかなかやるじゃん」などなどの工程を踏み、幹事による出し物会議が終了。
どの世代にも通じるピンクレディーの盛り上げ曲ということで、『ペッパー警部』と『UFO』に決定した。

さっそくこの2曲で、自分達の踊る振りを、VTRを参考に、書き写す日々が始まった新人メンバーズ。
仕事終わりの会議室で、BBQ部余興班鬼コーチと化したマツコ女王にしごかれつつ、VTRのコマ送り・ストップを繰り返しながら、完全な振り起こしを目指す。
マツコ「(書き写し中のマキの手をムンズと掴み)ここ、上げる手は右だろうがっ! 仕事終わりで眠いからって、適当にやってんじゃねぇ! みんな同じ条件でもちゃんとやってるっていうのに......(溜息)」
ブラッティー・マキ「(オロオロ)......す、すみません............」
マツコ(#゜皿゜) <「やる気ないなら帰れぇぇぇぇっっっっっっ!!!!!!!!!(雄叫び)」
ブラッティー・マキ「............やる気ありますぅぅっ!!!(恐怖)」
マツコ「......(ギロリと睨み)ともかく、その寝ぼけヅラ、洗って何とかしてこいよ。〜〜(2度目の溜息)」
ブラッティー・マキ。゜(゜´◇`゜)゜。 <「......うぅぅぅ」(部屋を退出)
にっこりん[壁]ノ_<。) <(マキ、徹夜で飾り作ったから......。先輩が怖くて言えない私を許して......)
数十分後、洗顔後、気合いを入れ直したブラッティー・マキが戻ると、マツコは姿を消していた。
ブラッティー・マキ「あれ? この缶コーヒー誰が置いてくれたの???(キョロキョロ)」
にっこりん「ん? (コーヒー発見)......知らない。必至でVTR見てたから......。ひょっとして......」
ブラッティー・マキ「(はっ)......もしかして、マツコ先輩......」

BBQ大会 メイキング

多忙な制作進行業務をこなしながらの振り起こしに、すべてのOKが出たのは、本番の1週間前。
女王から改めて渡されたBBQ大会までのスケジュールは、この1週間、ほぼ休みなし......。
でも、ステージのためなら......新人メンバーズには、余興人としての自覚芽生えはじめていた。
新人メンバーズ「(円陣)せーのっ、やるっきゃない!!!!!!」

仕事にBBQ部に忙しい新人メンバーズは、自宅時間や仕事の合間で、踊りの自主特訓をはじめた。
ミー役チバンボケイ役ワッペのプレッシャーは(任命理由:会議のとき幹事の隣にいたから、たったそれだけ)
仲間、指導してくれた先輩、お客様のためにも、自分達の失敗は許されない! 必至で練習する。
ワッペはのみ込みも早く、踊りの動きもスムーズ。順調に曲を形にしていく。しかし、チバンボは......。
チバンボ <ドスドスドスドス
ワッペ「(地響き? それとも地団駄?)......チバンボ?? トイレにでも行きたいの??」
チバンボ「え? 今ペッパー警部のサビのとこ練習してたんだけど」
ワッペ (ステップだったのか! 何てオッサンくさい動きなの......。ミー欠片も感じられない!)
誉められるべき満点の笑顔さえ、オッサンに見えてしまうほどのダンスセンスのなさに、ワッペが奮起。
ワッペ「チバンボ! もっとの動きにキレを出して! こうよっ(UFOのイントロ振り付けを実演)」
チバンボ「......こーぉ????? (グネグネグネグネグネグネグネグネ)」
ワッペ「違うっ!! こうっ。私の腰の回し様を目に焼き付けるのよっっ!!!(クルクルクルクル)」
チバンボ「(グネグネ、グキッ)おうっ!!? 腰が......(ヨタヨタ)あたい......もうダメ......」(倒れこみ)
ワッペ「立て、立つんだチバンボーッ!! 動きはオッサンでも、あんたは正真正銘20歳の乙女!!」
チバンボ (T-T)<「......ワッペ......いいの?? 相方が20歳女子の皮をかぶったオッサンでも......」
ワッペ「......私達、一緒にDEEN余興人の星になって誓ったじゃない★」<(オッサンはいらんけど★)

BBQ大会 メイキング

練習の日々は続いた。
チバンボの自主特訓(何度やってもグネグネグネグネグネ)、ワッペの指導(クルクル)、2人を影から涙ながらに見守るサイドダンサーのにっこりん&ブラッティー・マキ(チバンボ......がんばって......)。
メンバーズの絆がちゃくちゃくと深まる中、新たな難問が鬼コーチによって言い渡された。
マツコ「(腕組み)あんた達、『歌』の練習してる????? 本番は歌って踊るんだからねーーーーー」
新人メンバーズ < !!!!!!  ゜ ゜( д )目玉ポーン
歌は口パクでいいと思い込んでいた新人メンバーズ。もちろん歌詞など覚えていない。

にっこりん < (ヒソヒソ)......もう覚えてる時間ないよ? 踊りも精一杯なのに...... グスン。
ブラッティー・マキ < ちょっと男ども。マツコ先輩に「口パクでもいいんじゃん?」って言ってきてよ。
山じー <いや無理ッす。マジ無理ッす。 (≧≦ )三( ≧≦)ブンブンブンブン
ワッペ <ダンスだって......1人オッサンが混じってるってのに...... il|li●|‾|_
『もうダメかも知れない......ここまでやって来たけれど......』と絶望にひしがれる新人メンバーズが翌日出社すると、机には......レディー達の歌詞が書かれた紙がっ???!!!
にっこりん「この字......(ゴクリ)女王じゃ?」
ブラッティー・マキ「まさかそんなっ......あの鬼コーチが、カンペなんて不正許してくれるはずが......」
チバンボ「きっと、私達が帰った後、会社に残って作ってくれたんだね......(女王の机を見つめ)」
女王「......(視線に気づき)な、なによ。私はマツコに頼まれて書いただけよ」  (‾ε‾#) プイ
マツコ「べ、別にあんた達のためじゃないんだからねっ! 当日失敗されたら、私の責任だからさ」
コーヒーを入れるべくカップを持って、口笛を吹きつつ、そそくさと制作室を出て行く幹事達。
ワッペ「(クスリ)......やろう! コーチの期待にこたえるためにも。歌も踊りも、完璧にしようっっ!!」
新人メンバーズ「(円陣)せーのっ、やるっきゃない!!!!!!」
BBQ大会メイキング

決意を新たにして練習に励み、ほぼ完璧に振りをマスターできたのは、本番4日前。
いよいよ、フロントを務める女性メンバーズだけの、ステージ衣装をまとっての通し稽古の日を迎えた。
鬼コーチが用意した衣装は、全部タイプの違うメイド服
メイド服姿の女の子達を見たいがために衣装合わせに参加したTプロデューサーが見守る前で、それぞれ割り振られたメイド姿を披露した。

BBQ大会メイキング

T < d(#^ ^#)!
他の女性メンバーズも着こなして見せ、ますますグッジョブサイン連発、ご満悦のTプロデューサー。WEB隊< パシャ!!Σ[ ◎ ]}ー´).。oO (......このメイド娘達の写真、高く売れるかも......ふふ......)
照れるメイド達の笑顔が、部屋一面を可愛らしい雰囲気に包みこんだ。ただ一角を除いては。
チバンボ「こ、このメイド服......ファスナーが......しまりませんっ...... il|li●|‾|_ ガクゥッッ」
黒のノーマルメイド服のファスナーが上がらず、パカッと開いたままの背中をさらすチバンボ。

BBQ大会メイキング

いやいや逆に、チバンボの背中のファスナーがパカッと開いたのも知れない。
見た者全員 < ついにチバンボの中からオッサンが出てこようとしている......(ゴクリ)。
チバンボ(#゜皿゜) 「中の人などいないっ!! これは......私がミー役をやることを妬む者の罠っ......!」
女王「違う。キミが運動神経だけでなく、体型もオッサン(マッチョ)なだけだ」
チバンボ「ゴホワァッ(撃沈)」

BBQ大会 メイキング

さめざめと泣くチバンボを無視し、幹事達の緊急会議が開かれた。
女王「どうする? チバンボが入りそうなメイド服、ピンクチェックのフリフリ系しかないけど......」
マツコ「入るものと(何とか)似合うものが、まるで違うのよねぇぇぇーーーはぁぁぁ(深い溜息)」
女王「とりあえず着せてみる? この厚い胸板たくましい腕、いつまでもさらしとくわけにいかないし」
......そんなわけで、ブラッティー・マキが着ていたピンクのメイド服と、衣装チェンジ。
(ギリギリだが)ファスナーが上がり、いくら見た目は五反田の場末のバーにいそうなメイドであったとしても、とりあえず着られたことに安堵する一同。
ここに、ディーンでも斬新な萌えジャンル、マッチョメイドの誕生である。
Tプロデューサー「......(´・ω・`)......」
マツコ「Tっ、Tさん......。(恐る恐る)ダメ......ですか......??」
Tプロデューサー「............(´・ω・`)............」
女王「でも......他のメイド服が着られないので......ピンクを着させるしかないんです......」
Tプロデューサー「..................(´・ω・`)..................」
マツコ&女王「........................」
結局、Tプロデューサーがチバンボにグッジョブサインを出すことは、なかったという......。

BBQ大会メイキング

黒のノーマルメイドとなったワッペ、オレンジのカントリーメイドとなったにっこりん、黒のクラシカルメイドとなったブラッティー・マキ、そしてピンクの五反田マッチョメイド(五反田系)となったチバンボ。
みんなそろって衣装をまとい、通し稽古に汗を流す。
マッチョメイドはメイド服に分厚い胸板が引っかかるのか、オッサンくさい動きがカクカクしたものに変化していたが、この状況のまま(なす術なく放置)、練習は夜遅くまで続いたのであった。

そして本番前日、バックダンサーの男性メンバーズの衣装合わせと、最終リハーサルが行われた。
彼らに手渡されたのは、女性用のチャイナドレス......。
常識的に考えて着用させるのは無謀なのだが、その無理っぷりを笑おうという体育会系意図もあり。
だがしかし、スルリと難なく着こなしてしまう山じーとキャプ。※ナカオは白の全身タイツ。
その脚線美、特にキャプ(男)の体格シルエットの美しさに、チバンボ(一応女)あんぐり......。
チバンボ「これは............私がミー役を担当することを妬む者......」(ワナワナ)
キャプ「違う。痩せてるだけだ」(ポンと、チバンボの肩に手を置き)

全員そろって、最後のステージ練習開始。
マツコ「ここのフォーメーションはこう! じゃないと客に見えないだろ。頭使えっっっっっ」
女王「リハだからって手を抜くなっっっ!! 客の前だと思って真剣にやれっっ!!」
乱れ飛ぶ幹事の怒号。必死でついていく新人メンバーズ。
オッサンチバンボも、何とかスムーズな動きになっていった。
女王「今日は、完璧にステージングをマスターするまで寝かせないからね!」
全員「はいっっっっ!!! コーチ!!  朝まで特訓お願いしますっっ」
マツコ 「もう1回、頭から行くぞーーーーー!!」
ナカオ「みんなーーー集中しよう! 集中!!」
ワッペ「チバンボ、踊りに気を取られて声出てないところあるから、気をつけよっ★」
チバンボ「押忍!!(空手)」
女王 (-∇-*).。oO(ふふ......この子達、もう1人前の余興人ね)「次、カンペなしでっ!!」
こうしてドーパミンをドクドク排出しながら、総仕上げの練習は続いたのであった......。

BBQ大会メイキング


怒涛のステージ特訓期間を経て、ついにBBQ大会当日、本番を迎えた新人メンバーズ。
衝撃のメンバーズ結成、苦しかった特訓の日々、芽生えた友情走馬灯のように思い出される。
「コーチ......見ていてください。私達、きっとやり遂げて見せます!!」

BBQ大会 メイキング
※司会、レベルの高いアキバ系コスプレイヤー2人に、ライバル心を燃やす五反田系メイド。

  BBQ大会 メイキング
※女性用チャイナ服を、どのディーンスタッフ女性よりも着こなす、脚線美の持ち主キャプ。

BBQ大会 メイキング
※準備を進めるコスプレイヤー達の姿に、リハのときより鼻の下が長く伸びているTプロデューサー。

 

BBQ大会 メイキング
※本番直前の記念撮影。

司会「じゃ、時間だから行ってくるね。みんな、幸運を!」(親指を立てて、グッドラックサイン)
竜宮レナ&北条沙都子(ひぐらしのなく頃に)コスの司会2人組が控え室を出て行き、取り残された新人メンバーズは、改めて円陣を組む。
全員「one for DEEN、DEEN for one!やるっきゃない! 新人メンバーズ、ファイト〜オーッ!!!」
そしてみんなは、司会が呼ぶステージに向かい、満面笑みで駆け出していった......。

BBQ大会 メイキング

このステージの裏には、汗と涙のもうひとつの物語があったことを覚えていて欲しい。
WEB隊は忘れない、人には向き不向きがあること。
もって生まれたリズム感があること。
なによりも、あのTプロのザンネンそうな顔を。

<宣伝>このステージの模様は、〜再結成! 食いしんぼ捜索隊 編〜 でお楽しみください★

 

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