制作現場スタッフの熱い声をお届けするSPECIAL企画

【第６回】総作画監督　山田正樹

「THE REFLECTION」は完全新作オリジナルヒーローアニメということもあり「ゼロ」からの出発でした。
そこには本作ならではの苦労やエピソードがあり、その中で奮闘する現場スタッフの熱い声をお届けいたします。今回より放送が終了したので、振り返りインタビューとなります。
第６回は、総作画監督を担当された山田正樹さん。山田さんがお仕事された総作監修正もあわせて紹介いたします。

―――　お仕事の内容を教えていただけますか？
各話数の作画監督・原画担当者によって生じる画の違いをバランスよく統一し、カットによっては一定の基準のレベルまで画を修正する仕事です。

―――　お仕事のオファーを受けた経緯をお聞かせください。
スタジオディーン制作部からの紹介です。本作品のプロデューサーから依頼を受けまして、承諾をさせていただきました。

―――　長濵監督との仕事はいかがでしたか？
以前から長濵監督の作品が好きで、その高い完成度にとても関心がありました。
今回このような機会に恵まれ、その才能を直に触れることができ、改めて次元の高さを認識させられました。

―――　本作でこだわった点、苦労話やエピソードなどをお聞かせください。
「アメコミの画風をそのままアニメに。」が今作品の主題でして、画自体は非常にシンプルなのですが、その分ごまかしが利きませんでした。TVシリーズという限られた時間内で、よりイメージするものに近づくよう努めるのに苦労しました。

―――　振り返って全話を通じて印象に残る、あるいは一押しのシーンはどこでしょうか？
第3話。
リサのリフレクティッド覚醒シーン

―――　上記で挙げたシーンを選考した理由をお知らせください。
ストーリーの展開自体は王道パターンなのですが、リサ愛用の車椅子がまさかレトロな玩具巨大ロボ「ビッグホイール」に変形。そして圧倒的な火力。脱帽です。

―――　パッケージや配信で視聴する皆様へひと言お願いたします。
他のアニメ作品とは趣きが異なる独特な作品だと思います。濃密な脚本を1クールに収めてる分、一気に通して観るとまた違った面白さで観れると思います。そして、含みのあるラストは、私自身、スタン･リー氏が手掛けるマーヴェル作品の一ファンとして、ぜひ続編を！の可能性があればと楽しみにしています。

山田正樹さんの仕事

仕事の数々をご覧ください。

※THE REFLECTION『現場の声』のバックナンバーはこちらをご覧ください。

THE REFLECTION公式サイト  http://thereflection-anime.net
THE REFLECTION公式twitter @RFLC_anime
©スタン・リー, 長濱博史/THE REFLECTION製作委員会