禁断のテーマ「人肉喰い」を扱った「カニバル星人」、ドメスティックバイオレンスと震災後の世相をブラックに風刺した「ダイナミックヴィーナス」と、常に世界各国に衝撃を与える映像作家・佐藤懐智が、今度は「愛と嫉妬」の在り方を問いかける「ノスタルジック」で「ファッショナブル」なロードムービーアニメ。
６０年代末期から７０年代初頭にかけてフランスやイギリスで制作された映画作品群のイメージを、現在のアニメーション技術であるフル3Dアニメーションにてリ・イマジネーションします。
往年の女優や俳優を彷彿させる登場人物たちのキャラクタービジュアルは、女性誌や書籍をはじめ、花王ほか大手企業の広告やパッケージなど、アナログタッチの爽やかなガールズイラストで若い女性に人気のイラストレーター、蛯原あきらさんが担当。
また、舞台となる架空都市のロケハンをフランスにて行い、レイアウトフォトグラファーとしてフランス人写真家のドミニク・メリガール氏を起用。アニメでも実写でもない、メリガール氏の感性を活かした画面作りに挑戦しています。
さらに音声は全編フランス語でプレスコ（事前収録）を行い、その演技に合わせて3Dモデルにアニメーションさせるという手法を取っています。
むせかえるように懐かしく、かつ誰も見た事のない斬新な、大人向けのソフィスティケイテッドな映像体験。それが「誘拐アンナ」です

フランス語版