地獄少女 三鼎

地獄少女 三鼎

概要

わたなべひろし氏の原作。
2005年秋にTVアニメとして放送されて以来絶賛を浴び、
少女コミック誌「なかよし」では連載が開始され、
TVアニメは第2期「地獄少女二籠」へと続き、
日本テレビでもドラマ化、
第2期放送記念のとして「冥土カフェ」が出来るなど、
その勢いは留まる所を知らない。

そして、2008年秋、この地獄少女が再びTVアニメとして復活する。
第1期、第2期をベースに、第3期はごく普通の女子高生「御影ゆずき」に
憑依をするという新コンセプトでのスタートを切る。
御影ゆずきから閻魔あいへ「変身」を遂げる際の蝶へ羽化するような苦しみを伴うシーンは
人生への苦悩そのものを表しているかのようで圧巻である。
人の心に巣くう「怨念」 そして、その怨みを晴らすべく「復讐」するという今までにはないコンセプトと
日本古来からの怪談を思わせる純和風の絵柄が見事にマッチした作品である。

人を呪わば穴二つ。
閻魔あいは問うのである。
「相手を地獄に堕とせばあなたも死後、地獄に行く事になるわ。それでも復讐するの?」と。

さて、あなたならどうするだろうか。

ストーリー 安土桃山時代、その時代の村の風習により殺害され埋葬された少女がいる。
名前はあい。
自分の理不尽な人生を受け入れられず、現世へ舞い戻り修羅となって村を焼き尽くし「復讐」を果たす。

その罪を償うため、あいの魂は罰としてひとつの使命を負う。
それは地獄少女として人々の怨みを晴らす役割、
永遠に続く怨みに復讐の手伝いをする責務を任されたのだ。

やがてあいは現世での地獄少女の役割を投げ出し、人間として再び殺害される選択をする。
その事を認められてあいの魂は閻魔によって地獄に沈められそして静かに消えて行った。
しかし・・・・・・。

さまざまな都市伝説がある中、
深夜0時にだけアクセスできる「地獄通信」というサイトがあるとの噂があった。

そこに晴らせぬ恨みを書き込めば
地獄少女に届いて自分の代わりに恨みを晴らしてくれるという物だった。
それは都市伝説ではなく、真実。

地獄に消えていった筈の閻魔あいは普通の女子高生御影ゆずきに憑依し地獄少女として復活する。

地獄少女は依頼者に問う。
相手を地獄に堕とせば、自分も死後、地獄に堕ちる。

それでも怨みを晴らしたいのかと。
依頼者が契約を交わして地獄少女に渡された藁人形の紐を解く時、
依頼者の胸には地獄行の烙印がされ、その契約は成約される。

人々の恨みを精査し、仕置きをするしもべは
一目連、骨女、輪入道の三藁に
新たに「山童(やまわろ)」も加わり全部で四藁。
「・・・イッペン、死ンデミル?」
この言葉を合図に異空間に小舟が現れ、あいを船頭に怨まれた者は地獄の川を墜ちてゆく。

あいは何故復活したのか。
そして、何故、ゆずきを選んだのか。
あいがゆずきに言う
「私はあなたの中にいる・・・」という言葉の意味は……。

作品情報 原案・監督: わたなべひろし
原作: 地獄少女プロジェクト
アニメーション制作: スタジオ ディーン
製作: 三鼎製作委員会

©地獄少女プロジェクト/三鼎製作委員会

関連情報

地獄少女公式サイト 地獄通信 http://www.jigokushoujo.com/index.html

2008-10-10

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