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大人の社会科見学@スタジオディーン 〜『桃華月憚』キャラが動くまで〜 【レクチャー編】

>>May 26, 2007

想像だにしなかった企画を耳にし、その日は朝からソワソワ......と落ち着かないWEB隊。
なんと、なんと!! 夢のようなスペシャル企画が秘密裏に計画されていて、いよいよ実行されちゃう日が、ついにきてしまいました!!
まさか、こんな日がこようとは......(ゴクリ)。
(......というか、その朝にこの企画の全容を聞かされたWEB隊。そりゃ足元がおぼつかなくなるってもんです!!)

桃華月憚』キャスト陣のアニメ制作への疑問にお答えし、作業工程などを実際にご覧いただこう! そしてあわよくばもっと我々のことも知っていただこう! という(ちょっと欲も入った)贅沢企画!!
アニメの表舞台にいるキャスト陣が、制作現場の裏側へ大潜入しちゃうんですよっ?!!
東京国際アニメフェア2007のトークイベントでは、『アフレコ現場は女子高のノリ!』 とのことでしたが、それならなおさら、この企画は遠足! むしろ社会科見学?!

このスタジオディーン見学ツアーにご参加いただいたのは、この4名様★

桃華月憚 守東桃香 桃華月憚 伊瀬茉莉也さん 守東桃香役:伊瀬茉莉也さん
桃華月憚 川壁桃花 桃華月憚 早見沙織さん 川壁桃花役:早見沙織さん
桃華月憚 守東春彦 桃華月憚 野島健児さん 守東春彦役:野島健児さん
桃華月憚 鬼梗 桃華月憚 山県さとみさん 鬼梗役:山県さとみさん

この豪華なキャスト陣とともにスタジオディーンをまわってまいります〜。
題して、「大人社会科見学@スタジオディーン〜『桃華月憚』キャラが動くまで〜」スタートです!!


【レクチャー編】

実際に制作現場を見ていただく前に、まずは会議室にて、アニメができるまでの工程についての勉強会です。
先生はもちろん、アニメの酸いも甘いも隅々まで熟知している『桃華月憚』浦崎プロデューサー

浦崎プロデューサー
▲説明資料もバッチリ、ぬかりない浦崎プロデューサー

企画が立ち上がって、シリーズ構成をつくっていって......などと、制作現場の作業のはじまりから終わりまでを表にした資料を見ていただきながらの説明です。
シリーズ構成から各話のシナリオ作成、そして解説が絵コンテ作業に入ったところで、浦崎プロデューサーが分厚い紙をバサッと取り出しました。
それは......?『桃華月憚』のシナリオと絵コンテでした!

桃華月憚 絵コンテをみて感動
▲食い入るように見つめるキャスト陣。「すごーーーーい!!」を連発!


顔を寄せてパラパラとシナリオを見ながら、全員が感嘆の声を上げどおしです。
桃華月憚 絵コンテをみて
絵コンテを見ている最中は、「鬼梗さんいたよ」「桃花だ」など、ご自身の馴染み深いキャラクターを見つけては、嬉しそうに顔を綻ばせる一面もありました。

「シナリオから絵コンテまでの作業ってどれぐらいかかるんですか?」(野島さん)
との質問に、浦崎プロデューサーは理想的なスケジュールを答えつつも、
「時間に余裕がないと、この時間がだんだん縮まっていく(笑)」と正直に暴露(!)。

そして、説明は原画作業に入っていきます。
ここで登場したのが、『桃華月憚』で実際に使用されたレイアウト。

わぁぁ、すごーい!!」(早見さん)
「これテレビで見たことある〜」(伊瀬さん)
「きれいだなー......」(山県さん)
キラキラした目で絵に見入るキャスト陣に、ご満悦の浦崎プロデューサーでした。

続けて、演出やその後のレイアウトチェック工程をご紹介。
無数に重ねられた原画の束を、1枚1枚指で滑らせてその違いを確認していただきます。
すごーーーい、動いてるぅ〜〜〜」(山県さん)
「少しずつ変わってるーーー!」(早見さん)
皆さん、感動の言葉を、興奮の息交じりで発していました。
そんなに心の底から感動していただけて、光栄です......(テレ)。
さらに、ハイライトや影の指定の入った原画を見ていただくと、
「なんでこんなにキレイなんだろう......」(山県さん)とますますウットリ顔。
なのに、たまたまキレイな原画でしたね、これ(笑)」と、やっぱり暴露(!)してしまう浦崎プロデューサー。

  桃華月憚  レクチャー中 桃華月憚 レクチャー中
▲キレイさにウットリ

さて、次は動画作業の説明です。1カット分を実際に見ていただきました。
キャラクターが滑らかに動く様を見て、「動くんだー。わぁぁ」「すごーーい!」と感動の嵐です!
「これは1枚1枚手描きじゃないですよね?」(伊瀬さん)との質問に、「手描きです」と自信を持って答える浦崎プロデューサー。
うっそ〜〜〜、やっばーーーーい! コピーだと思った!!」 とここまでで一番大きい驚きの声をいただきました!

そして説明は、アニメ上でお芝居をどういうタイミングで見ているのかというところに入っていきます。
キャスト陣にも大きく関わるところなので、興味津々のご様子......。
実際に使用されているタイムシートで確認しつつ、『3コマ打ち』など専門的な用語や手法を含めて説明していきます。
その間、皆さんは真剣に話に聞き入っており、これぞ勉強会の図......。
たまに発する言葉は「へーーー」「はぁぁぁ」と感心しきりの連続でした!

「アニメ1話分ができるのに、絵は全部で何枚ぐらい......」(早見さん)
「全体でこの枚数を、何人で描くんですか?」(伊瀬さん)
など、次々に先生(浦崎プロデューサー)に飛び交う質問。
それに1つ1つ丁寧に答えていく先生。
その答えに出てくる数字について、「だんだん想像を絶してきたぞ!(苦笑)」(野島さん)
でもまだまだ、アニメ制作の作業は終わらないんですよ〜。

続いて、仕上げ部分についての説明です。
動画チェック、色指定の工程など、先ほどの原画を使って細かく解説していきます。
別に進行している背景作業も補足して、撮影、編集工程を過ぎ、ようやくアフレコ作業までたどりつきました。
「やっと(笑)」(伊瀬さん)と、ご自身が関わる工程が出てきて、ホッと安堵のご様子です。
......だけど!それはあくまで理想的なスケジュールのお話で......。
「今は......レイアウトの段階とかで、この作業がぎゅーーーーって凝縮されて、ここにきてるんです。なのでアフレコ時の絵が......」とまたまた暴露の浦崎プロデューサー(本日何度目??!)
だけど、キャスト陣「あーー......なるほど......」と、衝撃を受けつつも、まるっと納得。
アニメ制作現場アフレコ現場の空気が、一体化した瞬間でした。

駆け足でアニメの作業工程について説明した後は、『桃華月憚』に関わるスタッフと、これから実際にご覧いただく、我がスタジオディーンの作業部門の説明です。
企画やスタッフの決定方法、ディーンにはない作業部門など、キャスト陣からの質問はますますヒートアップ。
これから見学していただく社内やアニメ制作について、ますます好奇心を募らせてくださった模様です!
質問にお答えするごとに、「へー......」と最早言葉にならない感心の息を漏らす皆さん。
「すごく大変だってことが、よくわかりました!!」と言っていただけて、感激のうちに勉強会は終了いたしました。

桃華月憚 大人の社会科見学

▲こんなに段階を踏むとは思わなかった......と衝撃を受けるキャスト陣。

これから、今お話した作業工程を実際にご覧いただきます!
制作現場を目の当たりにしたキャスト陣から、どんな驚きのコメントが聞けるでしょうか?!
さぁ、会議室を出て、最初の作業室に向かいましょう!

「やったぁ」(山県さん)
「実際に作ってるところが見られる♪」(野島さん)
「すごいねー」(伊瀬さん)
「ありがとうございます」(早見さん)
期待されてもー......みたいな感じの社内で(苦笑)」(浦崎プロデューサー)

......どうなる? 大人の社会科見学!!

<〜見学編〜に続く>
ついにディーン内部に潜入した見学ツアーのご一行様、そこには・・・見学編6月1日(金)公開予定

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