HOME > Works > 地獄少女二籠 > DEEN Special!! > 地獄少女二籠 最終回記念 Tプロデューサー直撃インタビュー
地獄少女二籠 最終回記念 Tプロデューサー直撃インタビュー
>>April 12, 2007
「地獄少女 二籠」 最終回を迎えた後の、アニメーションプロデューサーT氏に話を聞きました!
場所は、進行担当の集まる制作室。スタジオディーン制作作品の全部が、随時絶え間なく進んでいく(時には強制的に進ませていく)アニメーター恐怖の間……。臆することなくお邪魔します!
さっそく、何も知らずに仕事をするT氏をキャッチ! もちろんインタビューの旨は一切伝えていません。質問に関する答えなど、準備させる猶予は与えませんよ!
T氏は、「え。何これお仕置き? 俺地獄流しされんの??」とでも言いたげに、目を白黒させておりますが、関係ありません。ではでは、ありのままのT氏に、いざ突撃〜〜〜!!
「二籠に関しては、いろんな面でね、スケジュール的なものっていうところでも、前作よりは、ちゃんとやれたかなっていうところなんですけど。ゆとり的な面を含めて、まぁよくできてたかなー……と、思っています」
…… この辺までは焦りつつもまじめに答えてくれるT氏。
「それは……ニヤリ。けっこうありますけどね。あっはっはっ」
…… T氏爆笑です(一緒に笑っとけ)。そりゃーもう言い表せないほどに、たくさんのドキドキがあったことでしょうよ、この笑いは。
「もうお話自体がアレなんでね。どれもなー、けっこう危なかった……。第3話『愛しのけいちゃん』がでも、1番最初だったかな。男の子の最期が、転落で。それがね、シナリオの段階だと、下に柵があってそこにブスッて刺さって(汗)。それは映像見せられないよー……っていう。まぁ、お話がお話なんだけど、どれもテレビでやるって前提で、なんで。けっこうギリギリのところでね、いつも、大丈夫なのかなっていう(上目遣いで)」
↓↓↓実際に放送したほうのコンテはコチラ↓↓↓
「作品自体がまぁ……そういう作品なんで。だから、あとはその見せ方だとか。映像で作ってるわけだから、やっぱり、無理だなっていうものは、監督もわかってて。うん」
…… 実に感慨深げな表情です。たくさんの葛藤や衝突があったんでしょうねぇ……(ほろり)。
「見せ方として、うまく逃げてたところはありますね。ただ、ちょっと……うーん……これはどーかなーぁ(深い溜め息)っていうのとか。それはそれで、けっこうあったのかな。うふふふふ(苦笑)」
「(笑)だって22? 23話? 胎児の……産女が出てきたお話」
…… はいはいはい。胎児でピーーーンときましたよ。正解は第21話『紙風船ふわり』です。両方間違ってますけどT氏(汗)。
「ラストのところが、えー! アレ、だって(思い出し笑い)これ映像で胎児出してって……。それもラーメンに入っててって、えー!!! ……って、いうのもあったけど(笑)。映像にしたら、そんなにグロくはなかったけど、シナリオの段階だとねぇ。映像にして大丈夫なの?? って……いうのも多くて。夕方に再放送してるところもありますから。夕方の5時台(強調)」
・・・・・・やっぱりグロ(絶句)
「そういうのはね……」
…… 考えてます、考えてます。オール深夜枠だったらできたんじゃないか? っていうような題材も多かったんでしょうか。それは永遠の謎……。
「……まぁ結局、地獄少女をやる以上しょうがないっていう。そこで逃げても、本来の地獄少女じゃな・く・な・っ・ち・ゃ・うっ……てところがありますからね……(しみじみ)」
「見終わって、基本的にはその、前作からそうなんだけど、スッキリしたり、面白かったってい……う……風になっちゃうとね(苦虫を噛んでます)何となく、こう考えてしまう風になってくれないと、困りますんでね。そういう意味では、最終回はどっちかというとそういう感じじゃないんですよね。二籠の最終回に関してはね」
……そりゃ言いにくいわ! という暴露があったところで(まぁその後味や考えさせられるところが、地獄少女ファンを惹きつけているので、思惑どおりです、はい。
物語のテーマとテレビ放送の狭間には、T氏をはじめとしたスタッフのこういう苦悩葛藤がてんこもりに存在していたのでした(毎回の如く)。
その結果、作品世界を壊さず、無事に物語を最終回まで導くことができた「地獄少女 二籠」。
気になる本編については、DVDでお楽しみください!
場所は、進行担当の集まる制作室。スタジオディーン制作作品の全部が、随時絶え間なく進んでいく(時には強制的に進ませていく)アニメーター恐怖の間……。臆することなくお邪魔します!
さっそく、何も知らずに仕事をするT氏をキャッチ! もちろんインタビューの旨は一切伝えていません。質問に関する答えなど、準備させる猶予は与えませんよ!
T氏は、「え。何これお仕置き? 俺地獄流しされんの??」とでも言いたげに、目を白黒させておりますが、関係ありません。ではでは、ありのままのT氏に、いざ突撃〜〜〜!!
—— 二籠の終了にあたって、振り返って感想をお願いします!
「二籠に関しては、いろんな面でね、スケジュール的なものっていうところでも、前作よりは、ちゃんとやれたかなっていうところなんですけど。ゆとり的な面を含めて、まぁよくできてたかなー……と、思っています」
…… この辺までは焦りつつもまじめに答えてくれるT氏。
—— 特に心に残った回は、ありますか?
「えー……(考えこみ)どれもけっこう……」
…… 全話を走馬灯のようににパワワッと回想中。地獄少女世界にトリップしてますので、少々お待ちください。
「ライターさん、いろんな方に書いてもらいましたんでね。まぁ、だから、それぞれの好みによってっていうのかな。お話によっては、この回は特に好きだーとか一概にはー……」
—— この回は放送できるかなー(ドキドキ)とか?
「それは……ニヤリ。けっこうありますけどね。あっはっはっ」
…… T氏爆笑です(一緒に笑っとけ)。そりゃーもう言い表せないほどに、たくさんのドキドキがあったことでしょうよ、この笑いは。
「もうお話自体がアレなんでね。どれもなー、けっこう危なかった……。第3話『愛しのけいちゃん』がでも、1番最初だったかな。男の子の最期が、転落で。それがね、シナリオの段階だと、下に柵があってそこにブスッて刺さって(汗)。それは映像見せられないよー……っていう。まぁ、お話がお話なんだけど、どれもテレビでやるって前提で、なんで。けっこうギリギリのところでね、いつも、大丈夫なのかなっていう(上目遣いで)」
↓↓↓実際に放送したほうのコンテはコチラ↓↓↓
とはいうものの、こちらもリアルさがあってキツイかも、いやマジにキツイよ
—— そのギリギリには、あえてチャレンジしていたんでしょうか。
「作品自体がまぁ……そういう作品なんで。だから、あとはその見せ方だとか。映像で作ってるわけだから、やっぱり、無理だなっていうものは、監督もわかってて。うん」
…… 実に感慨深げな表情です。たくさんの葛藤や衝突があったんでしょうねぇ……(ほろり)。
「見せ方として、うまく逃げてたところはありますね。ただ、ちょっと……うーん……これはどーかなーぁ(深い溜め息)っていうのとか。それはそれで、けっこうあったのかな。うふふふふ(苦笑)」
—— 毎回の如く(笑)。
「(笑)だって22? 23話? 胎児の……産女が出てきたお話」
…… はいはいはい。胎児でピーーーンときましたよ。正解は第21話『紙風船ふわり』です。両方間違ってますけどT氏(汗)。
「ラストのところが、えー! アレ、だって(思い出し笑い)これ映像で胎児出してって……。それもラーメンに入っててって、えー!!! ……って、いうのもあったけど(笑)。映像にしたら、そんなにグロくはなかったけど、シナリオの段階だとねぇ。映像にして大丈夫なの?? って……いうのも多くて。夕方に再放送してるところもありますから。夕方の5時台(強調)」
↓↓↓
その問題のシーンのコンテがコレ↓↓↓
・・・・・・やっぱりグロ(絶句)
—— 全部がオール深夜枠でしたら?
「そういうのはね……」
…… 考えてます、考えてます。オール深夜枠だったらできたんじゃないか? っていうような題材も多かったんでしょうか。それは永遠の謎……。
「……まぁ結局、地獄少女をやる以上しょうがないっていう。そこで逃げても、本来の地獄少女じゃな・く・な・っ・ち・ゃ・うっ……てところがありますからね……(しみじみ)」
「見終わって、基本的にはその、前作からそうなんだけど、スッキリしたり、面白かったってい……う……風になっちゃうとね(苦虫を噛んでます)何となく、こう考えてしまう風になってくれないと、困りますんでね。そういう意味では、最終回はどっちかというとそういう感じじゃないんですよね。二籠の最終回に関してはね」
……そりゃ言いにくいわ! という暴露があったところで(まぁその後味や考えさせられるところが、地獄少女ファンを惹きつけているので、思惑どおりです、はい。
物語のテーマとテレビ放送の狭間には、T氏をはじめとしたスタッフのこういう苦悩葛藤がてんこもりに存在していたのでした(毎回の如く)。
その結果、作品世界を壊さず、無事に物語を最終回まで導くことができた「地獄少女 二籠」。
気になる本編については、DVDでお楽しみください!
|
Tプロデューサー |
制作部の要。 思いつきで取材を敢行するWEB隊にも忙しいのにも関わらず笑顔で対応してくれるありがたい存在です。 |