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わたなべひろし監督のお部屋 その9

>>October 1, 2008

わたなべひろし監督のお部屋、第9弾でございます。

今回のテーマは、「夜」
闇と光が織り成す、幻想的な世界がそこに。

  わたなべ監督 鉄道写真
   
  わたなべ監督 鉄道写真

▲埼玉県 JR八高線

▲ 埼玉県 JR八高線
わたなべ監督 鉄道写真  
  わたなべ監督 鉄道写真
▲ 岡山県 片上鉄道 吉が原駅にて ▲ 岡山県 片上鉄道


月明かりや照明の下に照らされる車体、
闇の狭間に映し出される表情は、昼間とはまったく違う。
監督の写真は、幻想的なものが多い。
「夜」のカットは、ロマンチックな感じを漂わせながらも、どこか怖い感じがする。
闇を恐れるからだろうか・・・。

1・2カット目のJR八高線のカットは、月あかりの中、スローシャッターで撮影。
写し出されるブレや流れる光の帯、走る列車の力強さやスピード感が伝わってきます。

3カット目の片上鉄道の吉が原駅のカットは、
誰もないホーム、止まっている列車、違う世界に連れて行かれるような印象を受けます。

4カット目の片上鉄道は、
偶然の産物か、街灯が作りだす不思議な光。まさに一瞬を捉えたカットです。


監督曰く
1カット目
実は、列車を撮りに行ったわけじゃないんですよ。
河原に遊びに行ったんですが、
たまたま月がキレイだったし、そこに鉄橋がある、列車が来るんだ。
ということで、列車が来るのを待って撮影したんです。
三脚なし、手持ち、それもかなり不自然な姿勢で撮影した記憶があります。

2カット目
これは、ちゃんと三脚を立て撮影しましたね。

3カット目
雨で路面が濡れていて、映りこみがきれいだったので撮影しました。
三脚を持っていなかったので、同行していた知り合いから三脚を借りました。
写っているディーゼル車両はかなり古いものです。
レトロな駅とベストマッチ。
撮影時のエピソードとしては、
車を先の駅に置いてきてしまったので、その駅まで歩いて戻った記憶があります。
距離的にはけっこうあったな。
※ここ出身のSさん曰く、歩くにはかなりの距離ありますよ。

4カット目
この不思議な光は、実はレンズについた水滴が原因なんです。
狙って撮ったわけじゃないけど、面白いものが撮れたと思います。


これからもどんどんアップしていま〜すヽ(^◇^*)/

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